き

マルセル 靴をはいた小さな貝のきのレビュー・感想・評価

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ここちよさ。暴力も死や喪失も描いているのに。おしゃべりすぎて生意気じゃ〜んとおもいながら観た。コミュニティとはなにか、世界はユナイトしないし、コミュニティではないなにかに覆われているということも。「借りぐらしのアリエッティ」(苦手だった)にちかいものを感じたけれど(人間のもので暮らしているとか、既存のものにあたらしい視点を加えるとか)、マルセルのことを人間ディーンは守ってあげなくちゃいけない存在とは思っていない。マルセルが助けてと言ったら助ける、でも基本は撮影していて手助けはしない。でも、マルセルはディーンに与えることもできるし、ディーンだってマルセルに与えることができる。おたがいがおたがいを助け合うという視点がとてもだいすきだった。
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