ロアー

スピリテッドのロアーのレビュー・感想・評価

スピリテッド(2022年製作の映画)
3.8
誰もが知っている『クリスマス・キャロル』のお話を、面白おかしく現代風にリブートしたAppleオリジナルのコメディ映画。実は全然期待してなかったけど、想定以上に面白かったです。

ベリー・ベリー・ミュージカルな映画なので、ミュージカルが苦手な人はダメかもしれないけど、わざとミュージカルミュージカルした映画を作ってネタにしている部分があったので、そういうものだと思って観れば・・・

そもそも「グレイテスト・ショーマン」や「ディア・エヴァン・ハンセン」のパセック&ポールによる楽曲なので、コメディとはいえ本気で音楽が良い。本気のクオリティだからこそ逆に笑える。

個人的には、ライアン・レイノルズがジーニーの「♪フレンド・ライク・ミー」ばりに黒・白・ゴールドと衣装を変えてハイテンションでプレゼンする「♪Bringin' Back Christmas」と、まさかのゲストにびっくりさせられた「♪Good Afternoon」のナンバーが好きでした。

「♪Unredeemable」もガチの名曲で思わず「ディア・エヴァン・ハンセン」のワンシーンみたいだと思ったんだけど、でも、後ろのダンサーたちがオタ芸みたいになってたからやっぱり笑ってしまうんよ・・・

リプライズ大好き人間としては、ウィル・フェレルが「あ、これはあれだ、あの曲のリプライズだ〜」って言いながら、くるぞ、くるぞ!って感じにリプライズの曲を歌うラストも好きでした。ミュージカル好き=リプライズ好きの説をまたも裏付ける台詞ってことで良いよね。自分の人生にリプライズが流れてきたらすっごくテンション上がるわ。

とりあえず「死後の世界はミュージカル」という台詞が最高過ぎたので、私の死後もぜひそうであって欲しいです。
ロアー

ロアー