Apple TV+ オリジナル作品の映画。
母親違いの兄弟のレイモンドとレイが、それぞれ確執があった父の葬儀に出席。
父の遺言で墓を掘ることになるストーリー。
ヒューマンドラマでもあり、独特なテンポのゆるいコメディでもあり、イーサン・ホークとユアン・マクレガーの会話劇を観られる作品でもある今作。
イーサンとユアンが、タイプは正反対ながらそれぞれダメなところのある兄弟を演じていて、上手い俳優の会話劇を観るのが好きな私にとっては、最高に好みの作品だった。
もうイーサン・ホークの登場シーンから
「今回はそっち系のダメ男か！（ワイルドで格好良くて素敵）」
「だからユアンはそっち系ね、分かる！！（ワンコみたいで可愛い）」
と膝を叩きまくりw
イーサン・ホークがトランペットを吹くシーンはご本人演奏なのかな？
とにかく、2人のファンなら観るべきシーンが盛りだくさん。
回想シーンがあるわけでもなく、亡き父の存在が浮かび上がるのはあくまでも記憶の中と、いま生きている人たちの会話の中で。
それでも、主人公兄弟2人が現実や父の思い出と向き合い、一歩前に進む姿は清々しかった。
ラストのちょっとしたサプライズも含め、雰囲気は地味でも個人的にとても好きな映画だった。
