このレビューはネタバレを含みます
【観ていて恥ずかしくなる場面が多い】
岸井ゆきのさんが好きだし、慎吾くんも好き。
香取慎吾さんですが、
俳優さんとして、好きですが・・・・
なんというか、
台詞回しがちょっと下手に感じます。
そういう俳優さんが私の中には数名いて、
藤原季節さんや、藤原竜也さんも、
そんな部類に入ります
（あくまで、私の印象）
こういう方は、俄然、舞台向きだと思います。
慎吾君も、凄く、演技はイイのに、
台詞がなんか嘘っぽい感じがするんですよね。
今回も、倦怠期の夫が、
妻の不満に全く気付いていない辺り、
うまく表現されていたな・・・と思います。
ただ、結婚20年目の私からすると、
もっと、ドロドロしていて良いんじゃない？
とも思えるし、
SNSにあげる位なんだから、
もっと悲壮感あるんじゃないの？と
思ってしまうワケです。
日和は結婚4年目だから、
そんなもんかも知れないけど、
他の方は、もう少し、ダークっぽさを入れて、リアリティを出して欲しかったかな。
妻が、デスノートをあげてからの、
夫の描写も、期待以上ではなくって、
不完全燃焼やったかな・・・・
焦ったり、疑ったり、怒ってみたり・・・
コロコロ動いて、慌てる役どころ、
慎吾くんの得意とする所だけに、
非常に残念でした。
内容は、日和がとにかく、
面倒くさい女だというイメージしかない（笑）
流産を親に報告・・・するよね？
何故に、あんなに怒るのだ？と納得できない。
妻に振り回されて、慎吾くん、可哀そう・・・
と思ってしまいます。
題材は良いし、キャストも良いんだから、
夢物語のような、
ちょっと恥ずかしくなる演出はやめて、
（結婚式のシーンや、ラストシーン）
どこまでもリアリティを求めて、
そして、ちゃんと解決して欲しかった。
解決とまでいかなくても、落としどころを、
見せて欲しかった。
そうすると、結婚20年の私も、
うんうんと頷きながら、
この作品を存分に楽しめたかと思います。
