ブラックユーモアホフマン

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)のブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

4.5
サンダ対ガイラより好きだった。

フランケンシュタイン(「の怪物」は早々に省略される)がサンダ対ガイラよりもっとキモいから怖い。悪い奴じゃないのは分かるんだけどどうも愛着が湧かない。

相変わらずの超展開で凄い。
語弊あるけど放射能って便利だな!あらゆる怪獣を生み出すな!

ナチスドイツから始まっていきなり広島に原爆が落ちて志村喬がすぐ死んじゃう。

社会派な感じもするけど壮大な茶番にも思える。そのトンデモ感がチャーミングで嫌いじゃない。

外国人博士がふざけたエプロンしてハンバーグ焼いてるシーンも意味わかんなくて最高。

この頃の怪獣映画ってもうプログラムピクチャーですごいペースでどんどん作られてたんだろうな。だからこそのこのやっつけ感。それもまた堪らない味がある。

クライマックスの画が強い。山火事をバックに大暴れするフランケンシュタイン。炎が燃え盛る映画に弱いな。火事って映画的だ。(雑)

【一番好きなシーン】
「ありゃなんだ!?」
「あぁタコだ!」
えー!!急に!!??wwww