地底獣国

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)の地底獣国のレビュー・感想・評価

2.9
これまでに深夜の地上波放送とか特集上映とかで見たけど全部海外向けバージョンで(自分の知る限り現在配信にあるのも海外向けのやつのみ)、今回レンタルDVDで初めてタコ無しバージョンを鑑賞。

当時スタッフも「なんで山ん中にタコがいるんだよ」と疑問に思いつつ「海外の客に受けるため」と言われて撮ったみたいだが、タコ無しの方も唐突に終わった感がするのは同じ。以下雑感:

- 冒頭の敗色濃厚となった時期のドイツ某研究所のシーンがずっと無言。マトモにドイツ語話せる役者が見つからんかったんやろうけど、開き直って全部吹き替えにすりゃええやん(ニック・アダムスのセリフ全部吹き替えにしてるし)。

- 志村喬の口から発せられるとどんな内容でもそれなり説得力が出てくる気がする。

- 高島忠夫はどう頑張っても学者に見えん(のだがのちに「ゴジラの息子」でも学者を演ってる)。あんな目に遭ったら絶対三、四回は死んでる。

- バラゴンとの対決シーン、記憶してたより倍以上長かった。スピード感出すために等倍速撮りやコマ落とし使ってるようだがそのせいで若干のウルトラファイト味も。

なんか昔(まだ10代の頃)は普通に楽しんで見てたのに随分と自分の心は汚れてしまったんやなぁ。
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