ほんのり人情タイムループ
小さな旅館を舞台に2分間延々と時間がループする現象に遭遇してはそれを解決しようと奔走するコメディ
「ドロステの果てで僕ら」こそ未見だけど見たくなるほどのほんのりしっとり笑える優しいタイムループ映画
「ミッション8ミニッツ」と「オールユーニードイズキル」とかイカついのばっか見てきたけどこの映画はミニシアターでしっぽり見るのに向いてる
主人公らがループに気づくのがめっちゃ早いし設定の飲み込みがめっちゃ早いからテンポが良いし2分という短いリミットを上手いこと活用してて「このターンは捨てよう!」とか「次のターンで作戦立てましょう!」みたいなメタ要素が面白い
誰がループの引き金になったのかと意外な真相が明らかになってからの「ローマの休日」を彷彿とさせる現実逃避シーンがこじんまりとした逃走映画で可愛い
止まった時間、未来に対して誰かしら不安を抱えてるんだけどその不安を時間はポジティブに変えることができるし時間が流れるからこそ生き方にワクワクできるし不安にもなれる浮き沈みがあるからこそ刺激があって楽しいと思うしそれが人生なんだと思う