工藤蘭丸

ミッション:インポッシブルの工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

3.6
このシリーズ、最近のものは観ているんだけど、初期の作品は未見だったので、WOWOWオンデマンドでまとめて観てみることにしました。

私が小中学生の頃にテレビ放映されていた『スパイ大作戦』を原作としたスパイアクションで、第1作は1996年の公開でしたね。当時から興味はあったんだけど、ちょっと忙しくて見逃してしまっていたものでした。

私は『スパイ大作戦』はたまにしか観ていなかったけど、結構面白かったし、友だち同士でもスパイ大作戦ごっこみたいなものが流行って、「お早う、フェルプス君」から始まるミッションをテープに吹き込んで、遊んでいたりもしたものでした。まあ、残念ながらテープは消滅はしなかったけどね。😅

本作は、やはりまずお馴染みのテーマ曲が懐かしかったですね。どうやら『燃えよドラゴン』のラロ・シフリンの曲だったようだけど、やはりカッコいい曲を作る作曲家ですね。

それから、やはりトム・クルーズが若い。彼の出演作はほぼリアルタイムで観ているものがほとんどなので、それだけでもショッキングでした。

そして、昔好きだった懐かしのエマニュエル・ベアールが出ていたのにもびっくり。『愛と宿命の泉』や『美しき諍い女』など、アート系の映画のイメージしかなかったので、こんなハリウッド映画にも出演していたのは知りませんでしたね。

でも、ストーリー的にはありがちで平凡だったかな。ミステリーとしても、登場人物が少ないので想定内だったし、テレビでは主役だったフェルプス君が悪役というのも、単に意外性を狙っただけのように思えて、あまり気に入りませんでした。

アクションシーンは、最近の作品とは違って比較的リアルに作られているので、それなりのスリルが感じられて良かったけど、やはり出来れば劇場で見たかった作品でした。