mao

哭悲/The Sadnessのmaoのレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
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最初から割とクライマックスでとばすテンポと血しぶき。それでいて無差別殺人とか身近な異常者とか。ゾンビ映画特有のクローズドな空間ではなくオープンではあるものの逃れられない日常のテロに近い嫌なリアルさを感じた。
今までのゾンビものは感染すると人間ではないモンスターになるケースが多いが本作は人間の欲とか執念とか全て兼ね備えたままゾンビ化するからタチが悪い。(ありそうでなかったゾンビ表現で感動している)
というかこれはゾンビでもなんでもなく、パンデミックになった時の人間の真の姿なんじゃないかという見方もできて非常におもしろい。となるとゾンビものじゃなくヒューマンものというジャンルでよい?
mao

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