97年制作の密室系ホラー映画。
キューブ状の謎空間に閉じ込められた6人が、脱出を目指すストーリー。
6人ひとりひとりのキャラが際立っていて面白い。
(それぞれの個性に意味があるのも素晴らしい)
立方体の中にはトラップがあるが、どれも生々しくリアルな恐怖を掻き立ててくる。
演出の中で数学的なパラドックスが出てくるが、理解しなくても楽しめる。
ラストシーンはかなり個性的で、
ハッピーエンドではなく、消化不良で終わるのが好き。
密室ホラー系の映画は場面切り変えやアクションで表現ができない分、
脚本がよく作り込まれているという評価が納得できる。