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CUBEのmtのレビュー・感想・評価

CUBE(1997年製作の映画)
2.3
いわゆるデスゲームもの。「シチュエーションスリラー」のはしりのような作品で、ずっと昔深夜のテレビで見て以来でしたが、なんとなく眠れない夜にアマプラで視聴。吹き替え版しか見放題になってないのは、ライセンス的な問題でしょうか?笑

多くのところで語られるような作品なので、内容も大体覚えていました。
低予算映画だし、有名どころの俳優も出ていないので仕方ないですが、警察官の方の芝居が、なかなか大味な演技をされていて笑、少し笑っちゃいました。

映画にはとりあえず「設定の説明」と「主人公の目的」が必要だと思うのですが、この構成ならまず「設定の説明」は不要(登場人物も分かってない)だし、「主人公の目的」もハナから明確(生き残る、もしくは脱出)なので、すばやく感情を移入できるし、展開もサクサクいける。尺が短ければ低予算でいけるという、とても効率の良い優秀なシステム。
後に「SAW」や「イカゲーム(は未視聴なので違うかもしれませんが)」につながるシステムかと思います。
監督の履歴を見て、アニメーションスタジオで働きながら制作されたということで、その辺もなんとなく、閉鎖的な空間での物語を作るという面で、納得感がありました。

極限状態に追い込まれた時の、人の本性が、、という語り口になりそうですが、仮定の話に仮定を積み上げるのは、やや悪手かなと思います。
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