人は日常生活を監視ある世界の下で生きている。
その監視が無くなった時に、初めて人間は動物と化す。
その状況を作り出すものこそ「CUBE」
この映画では人の生存本能という点と、欲望という点に焦点を充てていて、もしこんな状況下に立たされた時に、人間がするであろう行動を包み隠さず描いている点が良かった。
サスペンス映画としては最高のハラハラ感が味わえた。
音楽面では、一時間の小休憩を取っているときのBGMがなんともいえない雰囲気を醸し出していて、「これだけ苦労しても出口はないのではないのか？」という絶望感を感じられた。
ラストも一筋縄では終わらず、観ていて「ラストはこれか。」と思ったらまだ続いていて、謎が一つずつ解き明かされていくのが見ていてワクワクした。
