前半のメロドラマ風サスペンスから後半の怒涛の展開と伏線回収、パク・チャヌク映画としても真新しい訳ではないけど、面白くて目が離せなかった。
私は記憶力が悪いので、『めまい』……なるほど確かに………みたいな感じだけど、ヒッチコックを想起させる作品だし、ヒッチコックだけでなく色んな映画からの引用を見て取れるし、撮り方もかなりクラシック映画的（クローズアップの仕方等）なのを意識してると思われた。パク・チャヌクは元々映画評論をしてたそうで、何というかめちゃくちゃ平たく言うと「映画オタクが撮った凄い映画」というか。（褒めてる）
主役の2人が母国語が異なることによって生じる「間」とか、翻訳アプリを介した距離感、言外のニュアンス、そういった微妙な演出は、自分もどちらかの言語を直で理解したかった。
色々確認したいのでもう一回見たくなる。
