タイトルと評判に惹かれて鑑賞しましたが
この映画の監督が、映画通の皆さんの間では評判の高い〈オールドボーイ〉の監督だとは知りませんでした。
正直〈オールドボーイ〉は何がいいのか私にはさっぱり分からなかった難解というのかそう言う類の映画だったので
見始めてあー、という感じでした。
ストーリーの運びやカメラワークが独特
でしたが、オールドボーイよりは見やすく、監督が表現したかった大体の輪郭は把握できたつもりです。
被害者の妻ソレの美貌に惑わされて判断がくるってしまう刑事ヘジュン
事件に向き合うために何度も何度も二人で会っているうちに
刑事と被疑者という関係を結ぶうちに共依存に陥る二人
その関係であるが故に惹かれあうストックホルム症候群のような愛
と書けば面白そうなのですが
コミカルの一歩手前のような演出方法が私にはやっぱり微妙でした。
もっと真っすぐに描いて欲しい、という感じ。
それにしてもこの監督の世界観を端的に表すことが出来た俳優さんたち、、その演技力が素晴らしかったです。
現代の映画らしくスマートフォンが小道具としてうまく使われていたことも印象に残りました。
録音機能、GPS、翻訳アプリ(ソレは中国人なので韓国語が下手、自分の心の真実を言いたいときはこれを使っていました)
Siriを使うおばあさんが出てきたりなどなど
現代作品にはスマートフォンは欠かせませんね。
タンウェイは、謎めいた美女役にピッタリ
刑事役のパクヘイルもスッキリしていて魅力的でした。
「愛に溺れて崩壊してしまった」
ゾクゾクするセリフ