CLOSE／クロースのポーチドエッグのレビュー・感想・評価

罪悪感と喪失感はレオだけのもののはずなのに、観客にそれを追体験させ、終わった後に心に穴が空くこの感覚。

人は誰しも、出会いと別れを繰り返す。別れは無かったことにはならないけど、そういう風にして生きていく。
最後のレオの表情に強さ、逞しさを感じた。「付き合ってるの？」と尋ねた彼らとともに、この先も生きていくのだろう。

言葉なんていらない。
映像と表情で迫る傑作。

2023年 91作目
2024年 22作目