金曜日のキカ

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーの金曜日のキカのレビュー・感想・評価

4.0
相変わらずの複雑怪奇、身体改造っぷりのクローネンバーグ作品。痛みのない世界で、人間が進化することをテーマにいちいちグロテスクな世界が繰り広げられる。悪夢的であり、アートと、その境界線を考えさせられる。もちろん全然理解できてない部分は多くありつつ、いくつになっても衰えない、エロスとグロテスクな描写に脱帽。

ビデオドロームやコズモポリスっぽさを感じるシーンがあったり、イースタンプロミス等常連のヴィゴモーテンセン主演もあり、なんだかクローネンバーグなりの「君たちはどう生きるか」感も。