Crimes of the Future(原題)の作品情報・感想・評価

「Crimes of the Future(原題)」に投稿された感想・評価

Nono

Nonoの感想・評価

4.6
原点回帰+スーパーゴージャスで最高!
時代不明、国不明でディストピアっぽいのに高級感があって、音と、特に意味分からんギーガーのような美術とか小型カメラとか良かった、ブラウン管TV好きだよね、、
終わり方も最高😮‍💨
79歳でこれ撮れるの凄すぎる。
イースタンプロミスもだけどヴィゴとの組み合わせになると高級感出て最高だよね?

Prince Charles Cinema
Nao

Naoの感想・評価

3.0
人類が痛みに耐性を持った世界で人体改造が行われる。解剖が芸術と性行為化されてるがよく分からない。ファントムセンス的な何かなのか。監督二作目と同じ題名の原点回帰。全身耳男。
けっこう社会派のメッセージが込められてる
こういう斬新な作品は高評価
2022年カンヌ国際映画祭 コンペ部門 出品

デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作。

手術パフォーマンス。
外科手術はセックスだ。

奇抜さに、メタファーが含まれていても、話の奥行きが…。
アートか?と問われれば、確かにアート。
だけど、失笑するしかなくなる。
監督のオタク化した固定ファン層がいるから、別にOKでしょう、という空気が画面に充満していた。
個人的には、バイアスをかけずに、全てフラットに観るから、そういうのをやられてしまうと冷めてしまう。
「フレンチ・ディスパッチ」(ウェス・アンダーソン監督)同様に、レア・セドゥの豊満なおっぱいが見れるのは唯一の救いかな…。

強く影響を受けたデュクルノー監督の作品は面白いのに、原点のクローネンバーグ監督作品は面白くならない。
なんで?
元祖が秀でていて、それに追随するフォロワー作品がつまらないのはたくさん見かけるけど、逆のパターンは珍しい。
変態性の位置づけが、異なるのかもしれない。
クローネンバーグ監督は、変態性を痛烈に出すのが目的で、社会批評はあくまでも手段。
デュクルノー監督は、変態性はあくまでも手段で、社会を痛烈に批評して、女性の在り方を考えるのが目的。

”5分以内に退席する人が現れるだろう”
監督が、自分で予防線を張るとはどういうこと?


予告編
https://www.youtube.com/watch?v=xyCI741MqPY

このレビューはネタバレを含みます

そう遠くない未来の世界。人間は感染症や痛みに弱い状態にまで進化(変異)している。政府はこの進化を障害とみなしテクノロジーで解決しようとする。その一方で裏社会では解剖学的な身体改造を公然と行うばかりか、芸術としての意味を追求する過激派が存在している。

主人公は過激なパフォーマンスアートを生業とする男女。男は「加速度的進化症候群」を患っており、常に体内で新たな内臓が生成されている。その異質な体質のゆえに政府系企業が開発したグロテスクなベッドの上で休まなければならない。二人が観客の前で繰り広げるのは解剖パフォーマンス。公衆の面前で開腹手術を行い、新たに生まれた内臓を摘出する。全く新しい身体損壊の描写といっても過言ではない。

政府と裏社会の思惑、合法と非合法の境界を行き来しながら、憂うべき人類の未来を描く。重層的に様々なテーマが絡んでいるため、単なるホラーと片付けるのは非常にもったいない。おそらく日本公開時はDOMMUNEで特集されること間違いなし。
マグロ

マグロの感想・評価

4.6
【おかえりクローネンバーグ】
原点回帰とさらにその先へ

外科手術を素人でも気軽にできる様になった世界での変態カップルのお話。

クローネンバーグがこれまで扱ってきたテーマ、肉体の変容や有機的な機械、背徳の性愛に哲学的思索や対話、すべてが集約されたまさに集大成と言うべき作品。

明らか狂っているのに映像がとにかく美しく静かで、クローネンバーグ監督の本気を観ました。

イグジステンズでも見られた様な機械がいっぱい出てきたし、内臓もぐちゃぐちゃで本当素晴らしい出来!!!

あとご飯食べる時のイスが本当すごい!あれおれも欲しい🥺

近年ジュリア・デュクルノーや息子のブランドン・クローネンバーグが70〜90年代のクローネンバーグ的なテーマを現代的にブラッシュアップした作品を作ってきていたが、本作はそれをさらに上回る出来。

最近ようやく時代がクローネンバーグに追いついてきたのに何でカンヌとれないんだ!!と思ったらまた未来に行ってしまわれたんですね、納得😇

次に時代が追いつくのはいつだろうか……。

こんなすっごいの作ってもう撮らないつもりなんじゃないかとちょっと心配🥺
Cem

Cemの感想・評価

2.0
セックスは手術🧡

何これ(笑)、としか言いようがないほど理解不能
グロテスクな映像美。全身耳が付いてる男のダンスが良かった
『内蔵露出狂がレインコートを着てるようだ』っていう凄いパワーワードに笑ってしまった😂
新しい臓器を体内で生成しそれを摘出することをパーフォーマンスにしてる主人公。
裸のランチを初めて見た時と同じような感覚になれる作品をまた作ってくれたことに感謝したい。

クローネンバーグがデザインしたガジェットやデバイスが実社会で流通して欲しいと昔から思ってる。
夢のキャスト陣で、クローネンバーグの原点回帰というかんじで、とても良かった〜

痛覚がなくなって外科手術がみんなできる世界で、外科手術をパフォーマンスとしてみせてるレア・セドゥとヴィゴ・モーテンセン(あらすじ書いてもどゆこと?なのよ)
ヴィゴ・モーテンセンの中で新たな臓器が生まれてそれを摘出するっていうパフォーマンスアート、しかもなんか臓器にタトゥーが入ってる(→このタトゥーとかをデザインしてるのがレア・セドゥ?)(英語字幕だからわかってない部分もある)
まじなんやねん、て感じだけどその手術を受けながら恍惚とするヴィゴ・モーテンセン…「外科手術がネオ・セックスなんですね…」と気づきをえるクリステン・スチュワート…
すごい世界だぞ

『イグジステンズ』に出てくる生き物みたいな機械と似てる感じの器具がでてくる
『イグジステンズ』のジュード・ロウばりに(それ以上に)ヴィゴ・モーテンセンがぐちゃぐちゃにされていたけどでも気持ちよさそうなので良かった(?)
映画全体のアクションというか、動きのダイナミックさは『イグジステンズ』のがあったかなあ

地球の環境が変わっていくのなら、人間も変わっていけば良いじゃないかという、かなりポジティブなメッセージもあり、良かった
matutake31

matutake31の感想・評価

3.9
コロナ禍でも復活した地元の祭りの屋台で、勢いで食べてしまったゲテ物
に吐きそうになり、コンビニに駆け込んで買った牛乳プリンで口直しして
ホッと一息みたいな感想です。

最後まで観てやったぞ、感謝しろよ!みたいなー(笑)「クラッシュ」は
作品賞のポリコレ作より好きだし、浅野忠信の解剖映画も何となく残って
はいるけど、これはすぐ忘れそう。誉め言葉ですが(笑)

多分、カンヌ作品賞のボディホラー作品「チタン」を見てしまったせいと
思います。あちらの方がストーリーが”素直”だったし、グロさもわざわざ
内臓モロ見せのこちらよりワザとらしさがない。衝撃度も上だった。クロ
ーネンバグはスタイリッシュな短編集は好きだけどSMは見せ方が下手じゃ
ないかな?メスを入れて直接内臓取り出すなど全然面白くない。変態性欲を
雰囲気として醸し出すのはスイスに逃げてるポランスキーの方が相当上と
思います。「毛皮のヴィーナス」の雰囲気は最高だった。ま、あれは原作
が語源となったマゾッホだから一歩譲るとして三島も変態なのでサド侯爵
夫人を戯曲にしてます。

SMをSFにするという試み(多分起点)は道半ばと言った事かな。
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