HappyMeal

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのHappyMealのレビュー・感想・評価

3.9
痛がっている芝居などではなく常に外傷として痛みを提示してきたクローネンバーグにとって、痛みが存在しない世界ではついに「人間の内面」が問題となるが、クローネンバーグにとってのそれは感情や哲学などではなく皮膚を切り裂いた先にある内臓そのものである
「存在しないものは撮影できない」という台詞はクローネンバーグの倫理を端的に説明したものであり、だからこそラストカットはファインダーを通して「撮影」されたものとなる
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