わぁい、みんなクローネンバーグ最新作だよ！また臓器を弄ったりして性的興奮を得てるね！わぁい！
痛みの感覚を失った近未来。自分の身体の中に生まれた新しい臓器の解体ショーをする事でちょっとしたら性的興奮を得るおじちゃんとその助手を中心に進んでゆくストーリー。
クローネンバーグやはり攻めた表現をしているけど、管理社会に対して自分の身体の痛みを引き受ける自由を対立させているのがクローネンバーグっぽいなという感じがする。
ただ今回は新しい臓器が腫瘍ぽかったり、骨ばった気持ち悪い介護椅子みたいなものの上でご飯食べている感じとかはクローネンバーグ自身の老化の問題も込められている感じで興味深かった。プラスチックの問題とかの現代的なテーマを無理なくSF設定に組み込んでいるのもなかなか攻めていて良き。クローネンバーグまだまだ現役です！
痛い表現が大丈夫だったら、是非不思議な世界を味わうべし。意外とケチョンケチョンに言われてた大量耳縫い付け男とか、解剖マシーンでイチャイチャしているエンジニア女子二人組とかが良かったな。
