まーくん

ゴールデンカムイのまーくんのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.6
原作アニメファンの為、加点多め。
恐らく現在までの漫画原作実写化の最高傑作と言っても過言ではないと思われる出来。
原作の野田サトルが多くの映画を見ていて、元々映像制作の世界に進みたかった(とどこかでで読んだ)よう。
なるほど原作のコンテの切り方が映画的だし、忠実に表現すればおもしろくなるのも当然。


架空動物やヒグマの若干ぎこちないCG、
トラジの大根、
月島に工藤ドラ息子のキャスティング、
中盤からわずかにテンポが悪くなるところ、
にマイナス0.1ずつ付けたが、ロケーションや各キャストのハマりっぷりと熱演、丁寧に原作をなぞったその愛に大満足。

テンポ良く128分を感じさせず、あっという間に時間が過ぎ去った。
恐らく初見の人にも分かりやすく字幕が出てくるし、ギャグパートの演出もくどくなく自然だった。編集も抜群。

山﨑賢人、山田杏奈がすばらしい。
前者にはアンチが多くいるが、アクションのできる身体能力、表情や感情の機微の表現も好きな役者だ。
漫画ほどバッキバキではなかったがしっかりパンプアップしていたのも好感。
後者は言わずもがな実力派で、人気キャラアシリパを演じるにあたって相当な葛藤があり批判も覚悟もしたそうだが期待を超えて来ている。

エンドロール最後の最後まで飽きさせず、爽快感と共に劇場を出た。
続編はWOWOWドラマではなく、ぜひ映画で観たい。
まーくん

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