「物語の序章」という印象。
区切るならここまでだろうなと思いつつ、毎週クライマックスシーンを設けている週刊誌の数巻分を2時間でまとめるとこうなるわなあと納得してしまう忙しなさ。
コミックス原作を映画化する難しさが少し分かるように思った。
でもこの作品を実写で映像化できたのはすごい!
ひしひしと伝わる北海道の自然の雄大さ。そしてアイヌ民族の文化様式。結局ここが作品の見どころでもあると思うので丁寧に扱われていてよかった。
山崎賢人には狂人役をやらせるに限るぜ。塹壕で大勢の軍人をひとりで薙ぎ倒していく戦闘シーンめちゃくちゃかっこよかったし、なにより殺気だったときの目つきが最高。
あとはソリの上での戦闘シーンが好き。その少し前の二階堂兄弟もよかったな。
冒頭の戦場シーンがチープに感じたので、他映画の迫力ある戦場シーンとどう違うのか比較してみたくなった。