Youna

ゴールデンカムイのYounaのネタバレレビュー・内容・結末

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

実写化映画は原作漫画のファンだった場合、原作を好き過ぎる自分への防衛手段として、ついつい「期待しない」と言い聞かせてから観る習慣がついていたので、今回のゴールデンカムイはいい意味で期待を裏切られました。
一言で言うのなら、大健闘です。

●冒頭の戦闘シーンが良い。アクションが良い。一気に引き込まれ、既にこの時点で山崎賢人さんが杉元佐一にしか見えなくなっていました。(ちなみに鑑賞前はこんな綺麗な杉元は杉元ではない!と抜かしておりました)

●『うーわッ、アイツ…やりやがった!』
脱獄王・白石由竹。
よく見るとビジュアルの再現度はそこまで高くはないのですが、思わずシライシーッ!と叫んでしまうような熱演ぶり。
鶴見中尉、牛山、土方歳三、フチなどはかなりハマっていた印象です。

●ウェンカムイが恐ろしい
CGだと頭では分かっているものの、ターミネーターのようにバッサバッサ人を殺していくヒグマが恐ろしかったです。
ゴールデンカムイ=ヒグマと言っても過言ではないので、怖いと思いつつもこの点は嬉しかったです。

●次回作に期待を残すような終わり方
興行収入が良ければキングダムのように次回作も作られるのでしょうか…このクオリティであれば期待してしまいます。

アシリパの年齢設定は違えど原作に忠実に制作されているな、と感じたので原作未読勢が漫画に興味を持ってもらうキッカケになり得る実写化の成功例のひとつになったのではないかと思いました。
Youna

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