とらキチ

盲目の目撃者 -Bhramamのとらキチのレビュー・感想・評価

盲目の目撃者 -Bhramam(2021年製作の映画)
4.2
第4回インド大映画祭 ④
2019年に日本でも一般公開された「盲目のメロディ 〜インド式殺人協奏曲〜」のリメイク作品。
盲目を偽るピアニストが殺人事件の現場に遭遇したことで起こる騒動を描く。
オリジナル版は鑑賞済。
因みにオリジナル版のFilmarksさんのあらすじ、結構ガッツリ内容が書いてあるので、読まない方がイイです😅
プロットはオリジナル版をほぼ忠実になぞっており、“因果応報”をテーマに据えたクライムサスペンス。そこに適度なブラックなユーモアも絡めていて、内容を知ってたけどやっぱりメチャクチャ面白かった。それと闇の臓器売買についても取り上げていたなぁ、と観ていて思い出した。主人公の名前が“レイ・マシューズ”といって“レイ・チャールズ”を文字っていたりとわかりやすさが増した印象。“マダム”はオリジナル版と比べて、美魔女感がちょっと足らないなぁ、とは思ったけど充分にヤバかったし、逆に序盤主人公とイイ仲になるレストランの娘は顔立ちにインターナショナル感があって、後日談であの場所に居ても違和感が無かった。そして大オチに使われる“🐇”が、今回は変更されているのだけど、むしろその変更後の方がよりしっくりきていて良かった。
オリジナル版が公開された時に話題になった「最後主人公は結局どうなった?」って物議を呼ぶあのシーンも、ちゃんと再現!
うーん…主人公、実際のところどうなったんですかね…と、想像を掻き立てられる!
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