鉄猫

インランド・エンパイアの鉄猫のレビュー・感想・評価

インランド・エンパイア(2006年製作の映画)
3.7
ネタバレのつもりではなくオススメな鑑賞の仕方として、音が小さいからって音量を上げない方がいいです。夜中に1人で見て、ビックリ系演出で心臓止まるかと思った。
前半で2回と、最後の方残り20分過ぎたあたりでビビらせてきます。内容的にホラー映画だと思う。
あと怖さとは別に、光の点滅がかなり激しい映画なので苦手な人は気を付けた方がいいかと。

あらすじは、いわくつきの映画に出演する女優がだんだんおかしくなる話なのかな…。映画を撮る映画で、どこまでが映画なのか分からなくなる。特に結末は意味が分からなかった。
会話が基本的に顔のアップというのが怖さをひきたてます。
リンチの音と映像の感じが好きなので、意味不明らしいけど雰囲気に期待していました。長編としては『イレイザーヘッド』『ブルーベルベット』の次に鑑賞。行き当たりばったり気味に作ったらしいけど、なんとなく伝わるものはあります。
リンチにとっての照明とは、赤とは、青とは…と改めて考えた映画でした。アパートと階段も好きそうだなぁ。
相変わらずイヤな話なのだけど、3時間が長く感じたし怖いから何度も見ないかもしれない…。子供の頃以来かもしれないぐらい、映画でガチにビビった。自分の中で一番怖いホラー映画。
あとリンチはお尻よりおっぱい派なのだろうと思った。
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