インランド・エンパイアの作品情報・感想・評価・動画配信

『インランド・エンパイア』に投稿された感想・評価

K

Kの感想・評価

4.9
オープニングのホテルのシーン、娼婦と客の顔にモザイクをかける演出で、もう心を持っていかれる。

全体としては、物語性の否定のよう。

ウサギの着ぐるみを被った人間たち、ロコモーションギャルズ、電球を咥えた隣人、片足の女性など、意味を問う前に通り過ぎていく。必然性を知る前に、次のシーンを観ている。

どれかひとつの解釈をすることはできるし、ふたつの事柄を結びつけることもできる。ただ、それは恣意的な陰謀論に過ぎない。全てをつなげても世界を説明したことにはならないし、人生の役にも立たない。

ハリウッドとポーランドという2つの世界の存在を描こうと世界はひとつしか存在しないし、現実と想像と想像の中の想像まで描こうとひとつの現実を生きるしかない。

微かに理解できたと思ったら、どこにいるのか分からなくなって動揺する。

エンディングで流れる、ニーナ・シモンの『Sinnerman』ですべてどうでも良くなる。
Arx

Arxの感想・評価

4.3
この世には2種類の人間がいる。「インランドエンパイア」を見てブチ切れる人間と喜ぶ人間。どう考えても前者の方が正常な人間だが、私は異常者なので★4.3をつけた。リンチの作品は難解だと言われ続けているが、とはいえ話の大筋を見失う事にはならない程度に「制御」されてきたんだなという事が本作を見て分かった。

初めの1時間は、不可解なシーンもあるが曰く付きの映画に出演する事になった女優が映画と現実の区別が付かなくなっていくというストーリーを追う事ができるが、以降、その大筋を踏襲しているにせよ全く話が理解できなくなりリンチのイメージに身を任せるしかなくなる。支えとなる映画や文学におけるナラティブな常識が通用しない事があまりに恐ろしい。

これほどまで「ずっと見ていたい!」という気持ちと「頼むから早く終わってくれ...」という気持ちが共存しながら映画を見たのは初めてだ。
ナンデモアリ過ぎると楽しくない

リンチだから観た

初見ではわからな過ぎで面白くない。考察ありきの映画は好きだけど、3時間も謎解き用映像パーツを見続けるのは流石に苦痛
rage30

rage30の感想・評価

-
不思議な世界に迷い込んでしまう女優の話。

開始直後から意味不明&不気味な描写の連続で、いつものリンチ節が炸裂する本作。
フィルムではなくデジタルで撮影された映像も、ファウンド・フッテージ感があって不穏さがより増していた様な気がします。

ただ、物語に関しては、過去作以上に難解で取っ散らかっていた印象。
更には3時間という上映時間の長さも相まって、見るのに根気が必要な作品である事は確かでしょう。

個人的には、かなり眠気に襲われましたし、中盤以降は完全に物語を見失ってしまいましたが、でも嫌な気持ちには全然ならなくて。
やっぱり訳の分からない映画こそ、リンチ映画の醍醐味だと思うし、そういう意味では「リンチ映画を食らってるな~」という至福がありました。

解説サイトを覗くと、どこも長文&難文で解説を読むのすら億劫になるレベルなんですけど、これもすごくリンチらしい現象だな~と。
本作が現状、最後の長編映画作品である事を考えると、考察好きなファンの為に作られた作品という気もしてきますね。
絶妙な距離感のシーンとシーンが違う高さで交差する感じ凄い、実際に2つの映像が重なってたし
意識の持っていかれ方でいえばデヴィッド・リンチの作品が1番こわい

鬼才/奇才って簡単に使ったらあかんな
Dogman

Dogmanの感想・評価

4.0
これはリンチの中では、映画というフォーマットから抜け出すことができてる最高の在り方になっているんだと思う。イレイザーヘッドでできてたことが、ハリウッドの映画作りでできなくなってたんだ。ロストハイウェイ、マルホランドドライブでは、まだ観客へのストーリーラインがリンチによって用意されていたんだと気づいた。徐々にリハビリして表現をみにつけ、ついに抜け出た。彼の脳内の投射。これを延長して、ツインピークスリターンズでより、クリーンになる。音楽、モチーフ、人物からセリフ、物語全てをリンチのルールの中で操作することで出来上がるんだよ。映画が作られてきた歴史によって培われた、全てにおいてのルールを一度破壊してる。




やっぱテレンスマリックが光なら、リンチは闇だなー。これは自分の中でできた関係性。どちらも頭の中のインスピレーションであり、映像なんだ。やっぱこの辺に惹かれる。ノーランどっちにも影響受けてるなー。


ハンディのビデオカメラで撮影したような映像だったからびっくりした。
7mi

7miの感想・評価

3.7
内容は分からないし面白いのか聞かれるとよく分からないのですが何か惹かれるものがあり最後まで見切ってしまう。不思議といいものを見たような気分。何も分からないのに…。
あああ

あああの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

他のリンチの作品と春樹の作品を通ってたからギリ理解できた気がしてる

『ものごとはすべて合わせ鏡になっている』

入れ子構造がいきすぎて分かりづらいだけで(それが面白いところではあるし、あえてそうしてるんだろうけど)、主眼は精神世界の旅と、その先にある悪(女性を死に至らせるような概念としての“悪”? 不倫をしてしまう自分の愚かさ?どっちともとれるけど)との対決なんじゃないかなと

ウサギの場所は集合的無意識的なものであり、出入り口的なものでもある?

長かったけどもう一回観たいなー
わからなすぎる!笑
ここまでくると理解しようとする気すら起きません
ひたすら奇妙な映像を何も考えず観てました
ある意味原点回帰なのかも

一番印象に残ったのはおっぱい!からのダンスシーンでした笑
笑わせたいのかなんなのかわけわからん笑
豆

豆の感想・評価

3.5
R4 No.104

これはもう一度観なくては頭が追いつかない。
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