jazzの部屋

インランド・エンパイアのjazzの部屋のレビュー・感想・評価

インランド・エンパイア(2006年製作の映画)
3.8
女優ニッキーはある映画の主役に抜擢されるがいわくつきの脚本の映画だった。
デヴィッドリンチ監督の長編映画で3時間のボリューミーな作品。
現実、夢、映画、ポーランド、ウサギの部屋と5の世界の視点から描くかなり挑戦的なストーリーライン。

ローラダーンが演じるニッキーの映画撮影をメインに入り混じる夢と俯瞰的に物語を暗示するウサギの部屋、ポーランドの女性の目線を変わるがわる映し進む物語は非常に難解だ。

中盤ぐらいからほぼ原形の物語は崩れ夢の中と物語の中の物語に入っていき撮影している映画と現実の境界が曖昧になります。

意味のない会話にも伏線がある為最初から気が抜け無い映画ですが逆に感覚的に観るのもあり。
直接脳内を見てる様な断片的な夢の連続性は意味づけはナンセンスにもとれる。

百聞は一見にしかずと言う言葉がぴったりな映画です。
jazzの部屋

jazzの部屋