のんじ

七人の秘書 THE MOVIEののんじのレビュー・感想・評価

七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)
3.5
 時代劇では必殺○○人というドラマの現代版ではないかと思いながら観ていた。何事も一人ではできないことがチームとしてそれぞれの特技を活かし悪へ挑戦していく。
 世の中最終的にはお金持ちを夢見るのかと考えさせられた。お金は人間を変えるともいう、現代社会において物価高騰により貧富の差は拡がりを加速しているようにも見える。誰が悪いというより、先の人生に不安を抱えている者が多いからかも知れない。
 この映画は7人の秘書たちの活躍ではあるが、真実が勝つことに気持ちが躍る。今の政治や企業は自己防衛に走り、企業は内部留保を行い、政治家は派閥などが絡んで国民の声を真摯に聞き、前向きな政策立案ができないでいるようにさえ思える。閉塞感を打破できなければ明るい未来は訪れない気がする。
 最期にこの映画の見どころはラーメン屋でみんなで一杯のラーメンをそれぞれがすする場面がいちばんいい。
 気持ちが沈む時には美味いものを食べて気分一新ですかな。さて、私はこの映画を観終わり、普段はたべには行かないが、今日は寿司か焼肉が食べたくなった。
 自分の心の弱さからも悪はうまれるから、先ずはラーメン一杯食べて帰ろうと思った。
 秘書とは事務の仕事かと思いきやこんなにもハードであるとは認識を改めました。
 
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