みぜ

ガザ 素顔の日常のみぜのレビュー・感想・評価

ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)
4.0
再上映初日に劇場に足を運ぶとチケットは既に完売。(私はオンラインにて購入済み)
2週間しか再上映されず、毎日10時半からの上映のみ。毎度満席になっていて欲しいと心から思う映画。

パレスチナの動向が私はとても気になっている。

テレビのニュースを見ないので(新聞やネットニュースは見ているけど、良くも悪くも自分で選んで読む記事ばかりだから思想は偏る)今日本がイスラエルとパレスチナをどう報道してるのかが私は分からない。

ハマスの奇襲攻撃をTwitter(X)で見てしまった時は、その残酷さに震えはしたものの、そこからイスラエルとパレスチナの歴史を色々調べてみると、絶対の悪がどこにあるかは明言できない。。(大前提としてハマスの行為はテロでしかないが)

パレスチナのガザに住む人達は、皆んなが皆んなハマスを支持しているわけでもなく、今空爆で亡くなっているのは民間人が主で(ハマスは地下にいることもあり)家族を殺された子どもはイスラエルを恨み、ハマスに入ってしまうかもしれない。負のスパイラル。
戦争で一部の経済は回るかもしれないけど、結果血と涙しか流れないんだろうな。

この映画を撮影したガザ在住のカメラマンの方は、空爆から逃れるため、イスラエル軍に言われた通り南部に避難したものの、結局南部も空爆されているそう。

ガザに住む若い男の子は、国境からイスラエル軍に石を投げ、それに対してイスラエル軍は銃で応戦してくる。
そして、打たれた若者は障がい者になる。
お互いにとって何一つ良いことなんてないのに。

世界中の首相を全員女性にしたら戦争って起きないんじゃないのかな、とも思う。
みぜ

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