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フィガロに恋しての小皿のレビュー・感想・評価

フィガロに恋して(2020年製作の映画)
4.2
U-NEXTのポイントで鑑賞しました。
『シークレット・デイ』でその印象を強く残したダニエル・マクドナルドのラブコメみたいに宣伝されていた作品です。もっとおふざけ満載の作品かなと、少し警戒しながら観始めましたが、ラブコメ要素はスパイス程度で、ある日突然オペラ歌手を目指すダニエル演じるミリーと、同じくオペラ歌手としてこれまでに何度もコンクールに出場しながら、未だ夢を果たしていないマックスとの、結構マジな恋愛モノでしたヽ(*´▽)ノ♪
学生の頃、一時期クラシックにはまっていたので、『フィガロの結婚』のオペラを観たいと素人なりにかなり聞き込んだので、この題名に惹かれたのは事実。
オペラ歌手の容貌にはピッタリに思えるダニエルのファニーな演技だけでなく、その表情一つ一つに釘付けになって観てしまいました🎵
聞き覚えのあるオペラの楽曲がふんだんに流れるので、役者の口の動きをなぞるかのように口をパクパクさせながら観ている自分に気が付いて苦笑しました😅
ロンドンの都会の風景と、スコットランドの田舎の風景がたくさん出てきて、それだけで絵になる素敵さはシビレます❗
大きな期待をせずに観た映画でしたが、僕にはお得感満載のよき作品でした😆
ミリーやマックスの師匠である女優さんがカッコ良かったけれど、きっと名のある女優さんなのでしょうね。
とても印象に残りました♪ヽ(´▽`)/
浅丘ルリ子にめっちゃ似ていたけど。
映画を観ながら思い出した場面があって、中学3年生の時の音楽の授業で歌のテストがあったときに、一人の女子のクラスメートが、声楽の歌い方でテストを受けているのを見ていた他のクラスメートが揶揄するような、嘲笑するような記憶がよみがえりました。その何とも言えない空気にとても違和感を覚えけれども、真っ赤な顔して歌っていたクラスメートのことを、大きな声で庇うでもなく、申し訳ない気持ちで見ていたことを思い出しました(-。-;)
そういう意味では、この映画の中のミリーの恋人と一緒やんって、自分にちょっと残念😢
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