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ノック 終末の訪問者のrodemのレビュー・感想・評価

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.0
スリラーではありふれたシチュエーション
(郊外のキャビンに謎の訪問者)と
シャマラン監督であることが前提にあるため
先を読んでしまう(展開が読めるわけではない)ことで
あまり楽しめない映画になってしまった感じ

最初に思い浮かんだのは
ミヒャエル・ハネケ監督の「ファニーゲーム」
次に過ったのは
ヨルゴス・ランティモス監督の「聖なる鹿殺し」
結果的には
それほど理不尽ではなかったのかもしれないし
それほど宗教色も強くなかった
言ってみればどのテーマもスパイスとしては重過ぎたし中途半端だった
(同性愛、中国人の養子斡旋、SNSで過激な思想を共有する人達、カルト教団など)

選ぶことの重要性を説いているのか
信じてしまうことの恐ろしさを説いているのか
引き込まれはしたものの
結局は真剣に考察するほどの魅力はなかった

ただし
1月2日にこれを見たのだが
現実では災害や航空機事故が連日ニュース速報で流れ
誰かが生贄になったのでは?
と少しゾッとした

 
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