シャマラン好きだなー。
見始めてすぐ、鹿殺し系かな?って思ったけどちょっと違った。
キリスト教徒じゃない無神論者でも、
最凶に究極な選択を迫られたときに、
自分ならどうするかをあれこれ考えた。
少し前に雪山のきずなを見たせいかも
しれないけど、自由意志が持つ、ある種無条件な尊さ(それは善悪とは切り離されている)を感じた映画だった。
人の域を超えた出来事や、到底理性じゃ
さばききれない不条理に打ちのめされても、
人間は少なくとも、何かを決断する事ができる。
動物や虫にはできない。
愛する人を殺すことや、
愛する人のために死ぬことや、
死肉をむさぼってでも生き残る事や、
何処に神が宿るのかについて。
人間の意志は、目的のために自由勝手に
何かを決めることができるんだ。
「君たちには決める権利がある」と、
レオナルドも言ってたね。
人生は選択と決断の連続だ。
少なくとも、「何も決められない…」と
立ち止まる事だけはよそうと思った。