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ノック 終末の訪問者のArkのネタバレレビュー・内容・結末

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

2025-21
中国系の女の子を養子にしたゲイカップル。ある日、3人は休暇で山小屋を訪れる。そこへ4人の訪問者が訪ねてきて、「誰か1人を犠牲者に選べ。選べなければ、君たちは助かるが世界が滅びる」と告げられ……。



何かのカルト宗教に入ってそうな胡散臭い4人に選択を迫られるエリックとアンドリュー。4人とも一見、頭がイカれてそうに見えるけど見た目ほどじゃなく、終末云々の話以外は意外と普通の人たち。窓はぶち破るし、2人を縛るし、人を殺すけど、態度だけは礼儀正しいのが余計に不気味。

「犠牲者を選ばなければ世界が滅びるなんて、そんなわけないだろう」って思ってしまうが、どういう訳か最後の最後に犠牲者を出したら、本当に終末の始まりが止まった。どういうこと??

なんかの宗教的な暗示orメッセージなんだろうけど、よく分からず。神がどうのと宗教的な話をしてる時点で理解できない系確定。
考察を見てみたらやっぱり宗教的な話みたい。4人の訪問者、3人の家族、計7名のキャラクターたち。7回のノック。7歳のウェン……。「7」の数字がキーで、キリスト教や聖書の要素に絡んでくるみたい。

仮に、生贄みたいにして彼ら3人家族の中から犠牲者を選んだら終末を止められるという話が事実だとして、それは何故?という説明がされないから、なぜ世界中の人間の中で彼ら3人があえて選ばれたのか謎。そもそも4人揃って見たという“ビジョン”て何ぞ?それって本物なの?一応ニュース映像が証拠ということになるのかもしれないけど、そもそもそれが本物だという証拠がないので、不信感しかない。

早い段階で、1人目にルパート・グリントが死んでビックリした。死ぬの早くね?使い方雑い(笑)
「しっかり見てろよ。目を離すんじゃないぞ」と言うシーンがただ事ではない雰囲気で、死ぬのは彼が1人目だから何事かその時はよく分からないけれども、“なんか今からどえらいことが起こる”ことだけは分かる感じが良かった。
ていうか、白い布を被りだした時に嫌な予感はしたけど、殺された時「ええー?!」って思った。いきなり突拍子もなく始めるから驚く。

ジョナサン・グロフの英語が結構聞き取りやすい気がする。ありがたや。アナ雪のクリストフの声優を務めた人なので、ちょいちょいクリストフが話してるように聞こえる(笑)
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