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呪詛のNのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.5
・土着信仰系アジアホラー
・pov
・母子愛

とにかくめちゃくちゃ気が滅入るし、本能的な怖さがある。

1コンテンツとして怖いというか、観てるこちらにまで影響を及ぼしそうな異様な禍々しさやリアリティがあって凄い!怖い!
(明らかにそれを意図してるんで冷める人は冷めるかも、でも観てたらそんなこと言ってられないです)

けど冷静に考えると2ちゃんとかに転がってそうなよくある話ですよね。巨頭オとかコトリバコとかそういう類の。昔流行った蓮コラみもあってなんか謎の懐かしさがある。
読み物ですら怖いような話を、このクオリティで映画にされるとこんなにしんどいのですね…

単に演出や描写が長けてるのではなくて、ホラー要素を抜いたとしてもストーリーがめちゃくちゃ哀しい。相乗効果によってとてつもなくしんどい映画になってると思います。天才。。

母子愛が物語の主軸にあるのですが、誰も彼女たちを助けてくれない。
2人とも明らかに衰弱しているのに、まるで透明人間のように社会から隔絶されているように見えて、救いの手は容赦無く失われていって、孤独のなか追い詰められていく、それがとにかく悲しすぎて呪いよりも遥かにしんどかったです。

もう観ない!でもかなり印象に残るホラー映画でした!

本作、日本で上映されてないのにネトフリ1位にきてるの今時な感じがしますね!昔とは映画の流行り方が全然違うような気がする。

台湾ホラーは最近the sadnessとか返校とか割と話題にあがってるイメージありますし要チェックですね🫣

ところでreplayシーンだけ、なんで入れちゃったのか謎すぎる。あそこだけ心霊番組みたいにすごいダサくて謎。
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