社会のダストダス

わたしの幸せな結婚の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)
3.7
なんだか闇深いタイトルの映画だな、という第一印象もち、原作があるのかも、主演の人がスノーマンなのかノースマンなのかも知らない状態で観たけど、これがなかなか面白い映画だった。

先日覚えた言葉を使うならば、これぞビジュ爆発💥というやつで、なんの因果かその言葉を連発していた人も本作に出ている。CGを用いられた異能の演出には安っぽさを感じなかったし、出演陣は男女問わず別の惑星🪐から連れてきたような美形揃い。

まず主演であるノースマンの目黒蓮さんの顔面力の凄さよ。白髪ロン毛のヅラを被って、こんなに画面に溶け込める日本人が存在する事の衝撃である。この顔のドアップで「私と一緒にいてほしい、嫌か?」と言われたら、ファンの人は吐血して死ぬんじゃないかと心配になる。

最近観た『恋はいばら』でちょっとダメ男を演じていた渡邊圭祐さんも引き続き金玉を蹴りたくなるような役で出ていたし、『この子は邪悪』に出ていた大西流星くんは今回もひもで繋がれた動物みたいな役どころで可愛げがあった。

ここまでだとイケメンに激しい敵愾心を抱く私のスコアはマイナス10万点くらいなのだが、女優陣がまたビジュ爆発💥している。まずもう一人の主演、今田美桜さん、初めて出演作を観る。はい可愛いですね好きです、あんな面倒くさい当主は捨て置いて私と不倫しましょう、わたしの幸せな愛人関係。

事前に情報をあまり得ずに観た為、亡くなった母上の役で土屋太鳳さんが出ているというサプライズ、あ~着物姿が良いっすねぇ🤤。良いではないか、良いではないか。クレジットに特別出演とあったがどういう意味だろう、出演料交通費しかもらってないとかかな。

ヒロインの異母姉妹に『ベイビー・わるきゅーれ』などの高石あかりちゃん、今回は家柄の良い普通の町娘かと思いきや物凄い虐げ方をしてくるし、水責めの拷問までしてくるので、殺し屋よりも人格がヤバかった。でも可愛い💕

世界観はシンデレラのストーリーをベースに『るろうに剣心』と『僕のヒーローアカデミア』と合わせたような感じで、原作があるとすれば絶対に漫画かなと思いながら観ていたが、どうやら小説らしく和洋折衷されたオリジナルの日本や異能の設定などは厨二心をくすぐられるものがあった。

最近、ポストクレジット挟んでくる映画増えすぎて、もうこの手法は陳腐になってきていると感じてたけど、最初と最後の主役二人の関係性の変化が良かったので、もう少し先の話も期待したいと思った。