おそらくはコロナ禍の中、『いかに映画を作って行くかという困難を乗り越えた一作』と言えるのではないでしょうか。
これ低予算で頑張ったのはとても評価できると思います。そしてキャストの部分でもこれはよくやった!!(これ以上は言いません!ww)
あとね、アイドル映画なのによくまあ中島くんを汚しました。よくやった!!だって落ちているんだからそれがリアルだよね。
後半の攻防は急激にギアが上がった感じでした。もうちょい中間の表現出来るようになるともう名優!!頑張ってください。
撮影は頑張っていました。照明もまあ良かった。美術さんもご都合とは言えね・・でも虫に頼り過ぎたのでは・・・ww
・・・・〇〇問題とか、まあまあ色々出てくるわけですが!でも総じて考えると上記したように限られた予算と環境の中、よくぞここまで客を引っ張るものを作ったなと。
<以下はネタバレします>
黒木さんの出オチレベルの衝撃!
こちらの心が勝手にヒートアップしましたねー。
〇 ガス管のテープ巻き巻きのところ、わたしが注意散漫wだったのか、最初からガス臭かったのか、気付いてからプシュ―とか音がし始めたのか、彼がそもそも何でテープ出して巻いているのかすらよく理解出来ていなかったわたし。音声さん?ミキシング?演技?わたし?
あんな壊れたガス管をONOFF出来るようしていたとしたらなかなかです。
その後あれだけ引火爆発するガスだとしてなぜ最初っから死んでいない?という疑問。
〇 足の傷は『落とした』時にたまたま出来たものなのか?
うまく傷つけて下に『寝かせた』のだとしたらどうやって黒木さんは上がったのだ?
〇 友人を突き止めてしまうレベルの情報力を持ったネット民が、なぜあのいるはずのない妹と兄設定を見抜けないのだ?
あー、ごめんなさい。
一度は言っておきたかった。
製作幹事がGAGAってなってたか、ジャニーズと作った映画。
GAGAって韓国の「奈落のマイホーム(原題シンクホール)」の日本配給。(韓国での公開は日本の約一年前)・・ってことは、近年の韓国人気からして相当早いうちから交渉していたはずで。穴に落ちた設定がいかにコロナ禍に向いているかを知る立場にいたんですよね。
設定やアイディアは著作物にあたらないので問題はありませんが、うまいこと移植したんではないかと。
そこに実は犯人は自分だったパターンを加えました。
これも過去「太陽がいっぱい」ってことは「リプリー」もですが、あと「生きていた男」とか、なりすましを使ったシナリオは結構ありますからね。ヒッチコックやオリオルパウロ好きなら「あーあー」ってね。