ねぎおSTOPWAR

アンダー・ユア・ベッドのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)
3.8
大石圭原作の高良健吾主演映画。
「ストーカーの男が・・」と書いてしまえばこのタイトルと合わせて、おおよその想像は付くのでは。わたしも一気に想像が広がり、めちゃくちゃワクワクしてしまいました。

なぜこの映画に辿り着いたかと言うと・・
同タイトルの韓国映画が2024.5.31に日本公開されるからです。「えっ、日本で映画化されたの??さあ予習予習!」ってことです。
韓国映画は日本人のSABUさんが監督。スタッフは韓国チーム。
製作会社は韓国のミステリーpictures。「オクス駅お化け」「毒親ドクチン」とかね。で、撮影のソン・サンジェさんはこの製作会社製作の映画で多く起用されていますね。

さて、こちらの映画に戻ります。
監督は女性監督の安里麻里さん。黒澤清さんのお弟子さんみたいな履歴ですが、黒澤清さんより断然こちらが良いです!!

途中出てくる過去パートのビビッドな補正をかけた画が良いですねー。
撮影は鎌苅洋一さん。「夜空はいつでも最高密度の青空だ」「茜色に焼かれる」では石井裕也さんとコンビを組んだカメラマン。
アンダーベッドの映像もまあ面白く作っていましたね。

「思い出そうとしていたのか、妄想なのか・・」
こちら日本の映画は 高良健吾くんの持つ魅力、能力が最大限発揮される設定、役柄ってのが良きでした。映画は高良健吾くんの独白がベースで、途中カコン!と彼女千尋(西川加奈子)に移るんですけどここの展開の気持ちよさというか新たな期待感が沸く!!
何より西川加奈子さんのまさに体を張った演技が秀逸ですねー。
こういう男をついつい好きになってしまう人っているんですよねー。そんな雰囲気を見事に作り、痣だらけの体(これはメイクさんたちですけどね!😅)で熱演!

まあ・・でもやはり韓国のお家芸とも言うべくこうしたホラー仕立ての暴力的な・・そこにSABUさんだから期待するも果たして・・。