このレビューはネタバレを含みます
先が気になるストーリーではあるけど自分には合わなかったのか終始退屈だった。ツッコミどころは多め。演技は良かった。
別人とはいえ、できれば本当は恋人の顔を傷つけたくなかったのか、一度は主人公に背を向けた本物の川村の恋人が切ない。
一部のネット民(というか人間)の、「法的、倫理的、常識的に人に対してやってはいけないとされること」を、「こいつにはやってもいいだろう」と思える相手を探し、見つけ次第正義を気取りながら加害性を発露する醜い性質が描かれていて胸糞だった。
優位な立場から誰かを傷つけたいだけなので事実はどうでもいいし、むしろ都合のいいデマの方がいいんだろうな。
とは言っても自分も、例えば凶悪犯罪の犯人に対して私刑や法を無視した懲罰を望んでしまったり、感情に流されてそれが事実かどうか確かめもせず情報を真だと信じてしまったりすることがあるので、線を越えないように気をつけたいと思った。
