りょうすけ

こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語のりょうすけのレビュー・感想・評価

4.0
「こいつで、今夜もイート・イット ~アル・ヤンコビック物語~(英語字幕版)」

マイケル・ジャクソンの「Beat it」の替え歌で一世を風靡したアル・ヤンコヴィックの伝記映画風コメディ映画。

僕はヤンコヴィックを知ったのはミュージカル「Hamilton」のメドレーをポルカで歌っているヤンコビックの動画を見た時。その縁もあってか本作には「Hamilton」のリン=マニュエル・ミランダも出演している。

Wikipediaによると大学在学中に替え歌がラジオで流れたことで有名になったのは本当のことらしいが、そのあとはどこまでが本当なのかはわからない。LSD入りのお菓子を食べたあたりから物語が嘘臭くなるが、実際その前から事実とは異なるのかもしれない。

「ボヘミアン・ラプソディ」のパロディっぽいシーンが多かったから9割近くが事実とは違う話なのかもしれない。マドンナのくだりを除いてもかなり出来すぎた話。

だが、最初っから最後まで爆笑しながら観てたほど面白かった。歌はヤンコヴィック自身が吹き替えているようだが、ダニエル・ラドクリフ演じるヤンコヴィックの完成度が高すぎて感心してしまった。彼の映画の感想のたびに書いてる気がするが、やはりもう「ハリー・ポッターの人」とは言わせないところまで来ていると思う。

ヤンコヴィックの知名度の問題から日本公開は難しそうだけど、コメディ映画としてでもすごく面白いからせめて配信で観られるようになってほしい。
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