りょうすけ

忘れられた人々のりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

忘れられた人々(1950年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「忘れられた人々」

ガキ大将的存在の少年が少年院に入れられた原因になった別の少年を撲殺するところから彼に従う1人の少年が負の連鎖に巻き込まれていく様子を描く。メキシコ時代のブニュエルが街の付近に屯する貧困層の現状を伝えるために作った映画なのだろうが、あまりにも救いがなさすぎる… 貧困ゆえに犯罪に手を出すしかなくなってしまう少年たちを描いた作品で、決して観ていて気持ちが良いものではない。
盲目のおっさんがあんまり善人じゃないところは意外だったし、逆にこういう時はあんまりいい奴であることが少ない少年院の院長が気高い人だったのも意外だった。
卵を投げつけるシーンと鶏を叩き殺すシーンが印象的。
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