kazマックスグローバーレッド

こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.6
アメリカの嘉門達夫?!こと替え歌王ウィアード・アル・ヤンコビックの誇張しすぎた伝奇(記)映画。『ハリー・ポッター』以降のダニエル・ラドクリフの作品選びにはつくづく好感が持てる。

アル・ヤンコビックは幼少期に母親からアコーディオンを買って貰い歌手を目指すも父親に猛反対され家を出てマイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」よりも先に替え歌「今夜もイート・イット」を発表してマドンナと付き合い、マドンナがコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルに誘拐されたのでアル・ヤンコビックは単身コロンビアに乗り込み彼女を救出するのでした…、誇張しすぎにも程がある。


アル・ヤンコビックはマイケル・ジャクソンの『BAD』のパロディアルバム『FAT』で初めて知って、その後にマイコーのハリウッドスター総出演PV「リベリアン・ガール」や『裸の銃を持つ男』でもチラッと見かけて、90年代はニルバーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の替え歌までで自分の中では止まっていたけど、何年か前にレディ・ガガの「ボーン・ディス・ウェイ」の替え歌で久しぶりに見て「この人まだ替え歌やってんだ」って思ったら遂に自伝映画まで作っちゃったよ。まぁアル・ヤンコビックらしい大胆脚色でかなり盛った自伝映画ですけど。

ピーウィー・ハーマン、ディヴァイン、ダリ、アンディー・ウォーホル、ヴァンパイラのそっくりさんが出ていた。

劇中使用曲
My Sharona
I Love Rock 'n' Roll
Another One Bites the Dust
Like a Virgin