ミシェル・ヨー、マギー・チャン、アニタ・ムイのチャーリーズ・エンジェル。馬鹿馬鹿しくて下らない映画を命がけで一生懸命作る香港映画が元気だった頃。この時代の香港映画ってクセになって好きなんです、もう30年も前の映画か。
ミシェル・ヨーの光学迷彩。切られた自分の指を喰うアンソニー・ウォン。人肉むしゃぼる子供たち。ワイヤーまる見えのスタントダブル。アラブ調なテーマ曲。アニタ・ムイの涙を手の平で受け止める旦那。マギー・チャンか毒針に刺されて何でアニタ・ムイが解毒剤持ってんの?! そんなアニタ・ムイは仮面で目元隠したってどう見てもアニタ・ムイ。ラストは潔いターミネーターの骨格パロディ。タールマンにまとわり付かれるミシェル・ヨー。やたらとセクシーなマギー・チャン。
面白ければ細けぇことはいいんだよ、それがこの時代の香港映画。