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Jayeshbhai Jordaar(原題)のナのレビュー・感想・評価

Jayeshbhai Jordaar(原題)(2022年製作の映画)
4.0
男性至上主義で、お腹の子が女の子とわかると堕胎させられ、学校で酒に酔った男がセクハラしてくるから酒を禁じてほしいと言えば匂いのする石鹸を使う女が悪いからと石鹸を禁じられるような“伝統的な”価値観の地域で、妻とお腹の子を守るため親や親戚に抗う夫を描いたコメディ。

抑圧描写にめちゃくちゃ苦しくなったけどそういうシーンでは間抜けな音楽や効果音がふんだんに使われてて、すんごく阿呆で間抜けに描写されてたことに救われたし安心した。
主人公の背中を押し伝統に反旗を翻す娘ちゃんが最高にクールで恋しちゃったよ。

映画では誇張もあったのかもしれないけどこういう不平等(インド内での男尊女卑だけでなくこの世に存在するありとあらゆる不平等)は認識されるべきだと考えさせられた。コメディだったとは言えかなり脳味噌使った。観て良かった。
ナ