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ミセス・ハリス、パリへ行くのhshutoのレビュー・感想・評価

3.9
かつて「スミス都へ行く(Mr. Smith goes to Washington)」という映画があった。ジェームズ・スチュアート演じる青年スミスがワシントン政界の不正に立ちむかう痛快な話が。似たタイトルの本作、「ミセス・ハリスパリへ行く(Mrs. Harris goes to Paris)」のハリス夫人もファッションブランドDiorに立ち向かっていくが、Diorが不正をしたわけではない。Diorのドレスに憧れ、集めたお金をもって、いざパリにドレスを買いに行く。そこで起こる様々な出来事を経て、Diorの改革に関わってしまうという、こちらも痛快なお話。

パリが好きで、少しでもファッションに関心がある方にはお薦め。もちろん本来のDiorの歴史とは異なること、様々な奇跡が少しばかし都合が良いところもあるが、ドラマだし面白ければ良いじゃない、ということ。

余談ですが、劇中に使われていfrockという言葉、dress と同意語なんですね。勉強させてもらいました。
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