一人鑑賞。
その日...自分が(相手が)往く日
たまに夜中、無性に『大林宣彦』を観たくなる。
当然、日本を代表する映画監督なのだが、
決して万人にオススメ出来る方ではない。
あの独特の世界観、
あのいきなり来る現実と空想の境目のなさ、
そしてあのいきなりぶっ込んでくる悪い癖...
そんなのを引っくるめて『大林宣彦』なので、
それが理解出来るとまでは言わないが、
気にならない人にはオススメしたいが、
決して万人受けする映画監督では無いと思う。
今作はそんな中でもぶっ込みも少なく
比較的万人受けする作品でした。
もちろん大林節は健在ですが、
見易く、美しく、理解し易い良作でした。
もうベタな架空の名前の街や、
あえてわかりやすいCG、
脇の大げさな演技...
個人的はそんなには気にはならないが、
主演の南原清隆の演技だけが惜しい。
決して上手くない。
まぁ次第に慣れてはきますが...
今作の永作博美や今井雅之、筧利夫、山田辰夫等の演技は
本当に素晴らしかっただけに
そこだけが残念です。
俺 73点 一言 劇中の一生懸命でなく『一所懸命』を意識してたのが良かったです。現実と空想の境目がgood。
【あめゆじゅとてちてけんじゃ:雨雪を取ってきて...】