このシリーズの世界観とノリが大好き。
『最強殺し屋伝説国岡』のスピンオフ。国岡が新人女子達を殺し屋にするため合宿を行う。
前作が見事にツボにハマったからスピンオフということで鑑賞。今回はミスマガジン2021年度受賞者6人を起用した企画とのこと。
前作はツッコミ不在のコントのような映画だったけど、癖がありすぎる女子達を相手に今回は国岡がツッコミ役にまわる。モキュメンタリーという手法のおかげか女子達の演技の不慣れさはそこまで気にならず。
前作よりもアクションシーンが少ない分、アクションシーンの質が高い。ミスマガジンの女子達もしっかりとしたアクションを見せてくれるので驚く。前作には無かった青春映画のような側面もあって、こんなバカ映画なのにクライマックスではちょっと泣きそうになった。前作の方が好きだけど、映画としてはこっちの方がまとまってる印象。
山崎さんがいないせいかギャグの爆発力は弱め、でも大卒の大阪くんの説教には笑った。このシリーズは国岡たちが酒飲んでるシーンが1番面白い。
合宿期間をもっと長く設定していれば、クライマックスの展開に多少の説得力が生まれるし国岡たちの飲み会シーンも増えてもっと面白くなったかな。
自分と年齢が近い監督だからか、作中取り上げられる映画がいちいち自分も見て育ってきた映画なのが嬉しい。まさか『トロールハンター』の名前まで出てくるとは思わなかった。