やっぱり阪元裕吾監督は相当な手腕の技巧派なんだなと再確認
正直「ミスマガジンのメンバーで撮ります!」と聞いた時は不安しかなかったけどこれほどまでにキャストを魅力的に描けるとは
てか阪元監督はインディーズ時代からどれ観ても全部面白くていい加減不安になる
凡百なアイドル映画と同じく、悲鳴とおっぱいだけなら多分誰も覚えなかっただろうけど、主役六人が手首ぐらいしか露出しないのにまぁ魅力的で
というより中盤まで感情移入しにくいクズ女どもと描いておいて、終盤思わず応援する方へ持っていく展開の巧みさよ
本当にクズを魅力的に描くのが上手すぎる
もっともうまいと思ったのが国岡の使い方で
あくまで主役はクズ女子六人で、彼はサポート役ながら美味しいところはしっかり、でも肝心なところは持っていかない絶妙さ
これなら国岡を使って今回のようなアイドル売り案件他、事務所や企業宣伝絡みの映画案件も捌けるんじゃないだろうか
終盤の大盤振る舞いなアクションシーンは、ちょっと流石に敵がデクの棒過ぎないかとは思ったものの、一方的に狩るしかなかった連中と思えばまあ
題材やシチュではなく、登場キャラを全て余すところなく魅力的に描けるまで進化してる阪本監督には、何度も言うがティーン向けラブコメ撮って欲しい