雄八eさんの映画レビュー・感想・評価

雄八e

雄八e

禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.0

子どもの頃から図鑑で観たり
ロビー自体は様々なメディアでパロディとして見た本作

本編自体をちゃんと観たのは初めてだが非常に良くできたSFで、確かにこれ以降のSF映像作品の基礎とも思える
特に昔の映画
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グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣(1976年製作の映画)

3.0

まさかこんなに面白かったとは

永井豪原案協力の東映ロボットアニメのコラボ映画最後の作品らしく
放送中のグレンダイザーに、既に終了したグレートマジンガー、ゲッターロボGが登場

驚いたのがこの手の作品
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カウンターアタック(2025年製作の映画)

3.0

地味ながら堅実な良作

展開的にスカッとするタイプの話ではなくアクションも派手さはないが、マフィアに対し軍人が善人であることが、単純ながらしっかりテーマとして根幹にあるのが良かった

メキシコ絡みの映
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死神ランボー 皆殺しの戦場(1984年製作の映画)

4.0

Twitterで時々見かける本作
噂に違わぬ傑作だった

原題に沿った「コンバット・ショック/ベトナム帰還兵残酷物語」のほうがしっくりくる内容で

ベトナム戦争でPTSDを患った(これにもちゃんとオチ
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Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

2.0

アクションはまあまあだが、とにかくストーリーというか脚本というか
原作の要素を全てブチ込んだのかもしれないが、要らない要素というか興味の湧かない話が続くというか

お面をめくっても知らない顔が出てきた
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

人生には何度か一生これが続けばいいのにと思う瞬間がある
この瞬間のために生きてきたと思える瞬間が本当に何度か
その瞬間のために生きている

まさかの傑作

バイト先の風呂屋は死体処理してた

と、イン
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スーパーマンII /リチャード・ドナーCUT版(2006年製作の映画)

3.0

僕にとってはまさにオリジンのスーパーマン
クリストファー・リーブの、劇場にも行った一番好きな2作目
ドナーCUT版とのことで、まずは40年近くぶりに「冒険篇」を観て、それからドナーCUT版を

どうや
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

2.0

「殺すか、見殺しか」
というコピーにかなり惹かれたが、そこしかドラマがなかった

母親がちょっと変、ぐらいであとは全ての登場人物が常識の範囲内で
主人公が
秘めた復讐心を爆発させることもなく
内なる狂
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ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.0

日本公開時は「ブギーマン」のタイトルだった「ハロウィン」の続編

1はBlu-ray持ってるほど好きだけど、2以降はあんまりかなーと、実はちゃんと観てなかった

思ったよりも誠実に作られているしキャラ
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ダーリン(2019年製作の映画)

3.0

ジャック・ケッチャムの食人シリーズ
「オフシーズン」
「襲撃者の夜」
「ザ・ウーマン」
のうち、映像化された2作品のまさかの続編
知らなかったこんなの

映画「襲撃者の夜」は正直微妙な出来だが「ザ・ウ
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.0

噂通り面白かった

ちゃんと70年代頃の放送業界のクズさをベースに
なかなか上質なホラーに仕上がってる
主人公自身が一番愚かでちゃんと一番クズだった
というオチも含めて後味の悪さも良き

最後の悪魔の
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.0

面白かった!

リドリー・スコットのシリーズがなんかよくわかんない感じだったけど
本作は今までのシリーズ要素をどれも上手く取り込みながら
シリーズ1作目の密室ホラーとしてのリメイクをしっかり果たしてる
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.0

つまらなくはなかったけど
特に面白くもなかったな

というか
シリーズが進むから仕方ないのかもしれないけど
エイリアン(ゼノモーフ)は
宇宙の未知
深淵の象徴
人類とは全てが相容れない異生物
だったの
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拳銃と目玉焼(2013年製作の映画)

2.0

吉本新喜劇だった

堺ナンバーでっしゃらもしもしピエロどないだとか、関西ならではでっしゃろみたいなアイテムはともかくといたしまして
新喜劇なんかでしか、あんましよう聞かれへんようなコッテコテの大阪弁と
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

5.0

「アイアンマン」からずっとMCUを追い続け「エンドゲーム」まではドラマシリーズもほぼ全て追いかけ続けていたが
明らかにディズニープラス誘導のMCUドラマや
「エンドゲーム」以降の映画作品の低調
何より
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団鬼六 少女木馬責め(1982年製作の映画)

2.0

団鬼六かと思えば、脚本石井隆でまさかの"村木"と"名美"

団鬼六というより石井隆作品そのもので
女生徒を陵辱する妄想に耽る教師と
その教師に犯される妄想に耽る女生徒
互いの内面を知らぬまま、恥ずかし
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団鬼六 生贄姉妹(1987年製作の映画)

2.0

イマイチ面白くないな、と思ったらやはりロマンポルノ末期の作品のようで
妹役の女優が現代っぽい巨乳で、なるほど87年作ならもうAVの時代だもんな

団鬼六とは思えない安直な内容でオチもありきたり
特に見
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.0

 最初のブームのときに何話か観て自分には全く合わないな、と思って以降、全く触れなかった
「ツイン・ピークス」

リターンズが良いとのことで、旧シリーズの重要とされる回、数話を観たのみで本作を視聴

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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

2.0

なんだこれ

いや多分00年代頃のJホラー狙ってるんだろうけど
雰囲気で怖がらせるには説明しすぎだし
仕組みで怖がらせるにはあまりに説明不足

てか、まんま劣化「ブレアウィッチ・プロジェクト」すぎて
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邪悪なるもの(2023年製作の映画)

3.0

教会が終わった
というフレーズは強力で、作中誰一人神の名を口にしないあたり、神の存在が完全に否定されたか、失われた世界のはずだが
どうにも絶望感が足りない

序盤の疾走感と怖さはなかなかのものだが、中
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.0

現在の米軍が米国本土が蹂躙されるような地上戦をするためには、共産国やテロではなく宇宙人の方がまだリアリティありますよ
という話

なので恒星間を移動できる宇宙人なのに、水資源が欲しいなら邪魔な地球人は
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シャブ極道(1996年製作の映画)

2.0

前から観たい観たいと思っていたが期待していたほどでもなく

思ったよりちゃんとした暴力団抗争もので、元々Vシネ系ヤクザ映画が全く好きではないからどうしても気持ちがのれず

またヤクザ会長レベルがいずれ
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おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

3.0

舐めてた相手が〇〇系のやつで、今回はそれがサモハンだった

かつて孫を自分のミスで失ったことから家族からも疎遠となり、加齢に物覚えがとても悪くなった元軍人が、仲良くなった近所の子どものためにヤクザと戦
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.0

クトゥルフ神話っぽい雰囲気のクリーチャーホラーで
登場人物視点、及び観てる側では本当に何が起きてるのか全く分からないまま終わる

ただ「遊星からの物体X」を彷彿とさせるクリーチャーの造形もよく、ラスト
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【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

3.0

原作未読、ドラマ視聴済

とても良かった
正直ドラマは役者は良いが話は…と思っていたが、劇場版は話も良かった

まずは役者陣
ドラマでは出番も演技もあんまりだった齊藤なぎさが実質主役、かつ抜群の演技を
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機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.0

IMAXにて視聴

TVシリーズの触りの部分とオリジナル部分の上映なので、単体としての映画としては評価はできないのだが
面白いか面白くないかでいえば、めちゃくちゃ面白かった

ネタバレ禁止と言われてい
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マイク・ザ・ウィザード(1988年製作の映画)

2.0

VHSレンタル当時は観なかったんだが、後年の評判が良く観よう観ようと思っていたのだが、ビックリするほど合わなかった

テーマや描きたいことも分かるのだが、登場キャラや演出がどうにも合わない

懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)

3.0

菅原文太と川内民夫のコンビのマンガチックなキャラが永井豪作品に出てくるギャグ系ヤクザキャラそのもので、永井豪フリークとしてはそれがもうおかしくて仕方なかったのだが

後半、
本物のヤクザに憧れて刺青入
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

邦題はあおり運転云々だが内容は「恐怖の岬」から連綿と続く、執念深い凶悪な攻撃者の話
導入からもう怖い

とにかくラッセル・クロウのヤバい人顔がもう本物にしか見えないレベルで、それだけでお釣りがくる
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サディスト(1963年製作の映画)

3.0

「サイコ」の3年後とはいえ、この作品が作られたのが63年と考えるとなかなか

田舎のスタンドの周りを5人が右往左往するだけで90分緊張感を持続させるのも、すごいが、終盤、主演のアーチ・ホールJr.の顔
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

思ったよりもしっかりした内容かつ嫌なサイコホラーだった

もはや古典である「羊たちの沈黙」以降次々とパクリが現れたが、その中で犯罪者を作り上げコントロールするに特化したのが「沙粧妙子 最後の事件」で、
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罠 -少女の誘惑-(2015年製作の映画)

2.0

話自体は
田舎でオッサンと暮らす誘惑してくる少女いうたらこの話しかないだろ、ってテンプレで、オチも何の捻りもないが、誘惑するシーンはなかなか扇状的

ただ実際の行為に入ると全身覆うほどのモザイクとあり
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激怒(2022年製作の映画)

1.0

原案小林勇貴監督で公開当時ちょっと期待してたんだけど、あまりにつまらなさすぎて途中から苦痛だった

リアリティラインや設定は90年代の東映の単品特撮映画のそれだが、紋切り型のキャラ、特に悪役は70〜8
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.0

面白かった

中盤までは白石和彌監督のノリに乗った演出もあって非常に良かったが、終盤の必要性を感じない大立ち回りから、テレビ時代劇のような人情ラストはちょっとマイナス

ただ噂通り草彅剛の演技が素晴ら
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ウィークエンド・シャッフル(1982年製作の映画)

2.0

Twitterでラストの動画が流れてきてたので観てみたが、ビックリするほどつまらなかった

異常に生意気な小学生、養豚場で働くデブな若い女性、新井康弘、と80年代にしか通じないノリや、間の悪いテンポと
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

4.0

噂通りの面白さ!

確かに主人公がスーパーマンでないあたり「ダイ・ハード」っぽいが、それよりも更に凡人
ただその凡人が必死に頭を回転させて対処するスリルは極上
途中に中弛みしがちなシチュエーションも、
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