雄八eさんの映画レビュー・感想・評価

雄八e

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ロッキー3(1982年製作の映画)

3.0

これでシリーズを終わらせよう、と全てをまとめる感がひしひしと感じる

スタローン自身もスターになり、それを反映しているかのようなストーリーとキャスト

ただ、まぁそんなに悪くはない

ロッキー2(1979年製作の映画)

3.0

正直、続編からはつまらなくなると思ったが意外とそんなことはなく

アポロが単なる敵役ではなく、アポロ自身の尊厳を取り戻すための戦いに向かう、という筋立ては良かった

前作と比べるとスタローンの顔にスタ
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.0

子どもの時からテレビ放送やパロディで死ぬほど接してはいたものの、ちゃんと観たことはなかったので

なるほど名作といわれるだけあって、ずっと報われなかった男が夢を掴む話は、オーソドックスながら胸をつかむ
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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

内容は予想通り非常に重苦しいものだった

予想に反していたのは、家族はもっと普通の善良な家族として描かれるかと勘違いしていたが、収容所の隣に住む以上、関わりがないわけがなくまた、収容所の捕虜の持ち物を
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.0

昔ゴリゴリの営業所で働いてるとき
セールストークのために映画を知りたいと教えたらそれから映画にハマったトップセールスマンがいて、彼が僕に勧めてくれてたのが本作

もう十数年前の話だが
酒、女、ギャンブ
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

2.0

白石晃士監督ってかなり個性的で彼にしか撮れない映画があり、それが魅力ではあるし僕も好きなんだが

翌年撮られた「コワすぎ!」と全く同じ内容で、もしかしてこのパターンしか撮れないのでは?と思ってしまうほ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.0

何故観たいリストに入れていたのか分からないが、ヨーロッパ映画らしい、ソリッドな映画

前半何故か天安門事件他中国情勢がやたら流れるのは何か意味があるのだろうか

禁欲的な家庭に育ったオールドミスが狂う
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

2.0

実際の森林火災と実在の消防団の実話をベースにしたらしく
おそらくはその実話の部分がかなりしっかり描かれているのであろう
ドラマ自体はかなりしっかりしているのだが、いかんせん実話ベースをしっかり作ってる
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団鬼六 花嫁人形(1979年製作の映画)

3.0

意外な掘り出し物

団鬼六原作作品は観念的、概念的SMを扱う作品が多い印象だが
本作は正にそれで

中盤までは退屈だが
主人公を金で買った男の妻が誘拐されて以降、一気に物語が加速し
SM趣味を講じてい
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.0

中盤以降ひどいと評判悪かったが意外や意外、ちゃんと面白かった

確かに中盤以降の展開には賛否あるかとは思うが、元々こういう映画、子どもやティーン向けの興行映画としては実に誠実な作り
また中盤以降の展開
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.0

リメイク版を観たくてまずはオリジナルを観ようと思ったのだが

作品自体は知っていたもののまさかこれが1930年、約100年前の作品というのにも驚きだし
アメリカ映画でありながらドイツ側の内容というのに
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.0

まず映画になると聞いた時点で観たいな、と思ったものの監督が森達也監督なのでゴリゴリ思想入るか…と思ってちょっと腰が引けていたのだが

結論から言うと思ったよりはるかに誠実な作りだった

確かに天皇は無
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

2.0

評判良かったから期待してたのに正直ガッカリ

レイプリベンジものは正直下品で悪趣味なジャンルなので、レイプシーンや復讐描写のハードさが売りだと思うが、正直どれもイマイチで中盤からはとにかく平坦で
演技
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キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

3.0

観たことあると思ってたのに全然観たことなかった
イーライ・ロスのデビュー作なのに

色んなホラーのお約束てんこ盛りな割にバランスよく手堅く作られてる
やはりイーライ・ロスは初期から才能と実力はあったん
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七人のおたく cult seven(1992年製作の映画)

3.0

もっとつまらないかと思ってたら意外と面白かった

宮崎勉事件からの地獄のようなオタク差別の時代に思春期だった人間としては
やはり92年にこの手の映画は実にセンシティブで、当時は正直バカにしてたし実際観
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カササギの食卓(2004年製作の映画)

2.0

義父からの性虐待を想起させる展開からの異食症…
という映画だが本当にそれだけしか描かれてない
30分もあるのに

アビゲイル(2024年製作の映画)

2.0

オチが最悪

終盤までは設定や登場人物も含めてなかなかいい感じだったのだが
終盤、突然何の前フリもなくアビゲイルが味方側になり、何百年、何万人と殺してきたのに急にいい子になる
それまでの全てが台無しに
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃ疲れた…

正直中盤までは、これどうやって引っ張るんだろう…と思ってたいたが
中盤以降、それまで誰が誰か分からんオッサンたちの様々な裏事情や駆け引きが表面化し
次々と怒涛の展開が静かに、た
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった…!!

予備知識全く知らずに観たので
サモハン以外は
「え!?このオッサンめっちゃ強い!」
「え!?お前めちゃくちゃ強いの!?」
とずっと驚きとワクワクの連続
九龍城という昔か
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邪願霊(1988年製作の映画)

3.0

昔にチラッと観てイマイチだった気がしたんだが、ちゃんと観てみたら1mmも観たことなかった

今この時代に観ると異様に説明的だったり無理に派手にしてみたり、最後の水野晴郎解説や竹中直人の顔芸が無駄だった
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PARASITE DOLLS パラサイト・ドールズ(2003年製作の映画)

2.0

企画のオリジナルである
「バブルガム・クライシス」
には興味はなかったが番外編の
「A.D.POLICE」
は面白くて、それの再編集劇場版かと思ったら、また違う作品らしく

1990年には結構カッコよ
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はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)

4.0

何故観たいリストに入っていたのか分からないが観てよかった

篠田正浩監督作をあまり観ていないのだが
こんなに味わい深い作品になっていたとは

盲目の女旅芸人、瞽女のおりんが内なる欲動のため、(現実には
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RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3(2003年製作の映画)

3.0

そういや観てなかった第三弾
つまんなそうかなーって思ったら意外と面白かった

とはいえ第一作、二作目を観たのはもう三十年近く前なので
ほとんど内容覚えてないかと思ったら
OPの曲とアニメで一気に記憶が
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DAGON(2001年製作の映画)

2.0

低予算でチープな出来ではあったが
制作が2001年と考えると悪くはないのかも

名称や設定はちょいちょい変えられてるものの、ダラダラとした展開や冗長さも含めてH.P.ラブクラフト作品を実に見事に映画化
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

これはもう一度、もっと時間が経ってからゆっくり観たらまた味わいが変わってくる気がする

物語を牽引し一番の主役であるような殺し屋シガーは、実はこの物語においては重要な立ち位置ではなく
やはりトミー・リ
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

3.0

当時の子役やオカルト、ゴーストバスター系に特殊メイクによるグロクリーチャーなど、当時のブームを入れまくった怪作

沢田研二がビビりまくり殺虫剤撒きまくりながら裏声で恐怖で叫びまくるキャラが、あまり他で
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

2.0

実は観たことなかった

やはり特筆すべきは「ベルセルク」でも普通にパクられたピンヘッドたちのデザインや設定だと思うが
それ以外は特に引っかかるところはなかった

今のハリウッドにはこういうクリーチャー
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.0

子どもの頃から図鑑で観たり
ロビー自体は様々なメディアでパロディとして見た本作

本編自体をちゃんと観たのは初めてだが非常に良くできたSFで、確かにこれ以降のSF映像作品の基礎とも思える
特に昔の映画
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グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣(1976年製作の映画)

3.0

まさかこんなに面白かったとは

永井豪原案協力の東映ロボットアニメのコラボ映画最後の作品らしく
放送中のグレンダイザーに、既に終了したグレートマジンガー、ゲッターロボGが登場

驚いたのがこの手の作品
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カウンターアタック(2025年製作の映画)

3.0

地味ながら堅実な良作

展開的にスカッとするタイプの話ではなくアクションも派手さはないが、マフィアに対し軍人が善人であることが、単純ながらしっかりテーマとして根幹にあるのが良かった

メキシコ絡みの映
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死神ランボー 皆殺しの戦場(1984年製作の映画)

4.0

Twitterで時々見かける本作
噂に違わぬ傑作だった

原題に沿った「コンバット・ショック/ベトナム帰還兵残酷物語」のほうがしっくりくる内容で

ベトナム戦争でPTSDを患った(これにもちゃんとオチ
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Demon City 鬼ゴロシ(2025年製作の映画)

2.0

アクションはまあまあだが、とにかくストーリーというか脚本というか
原作の要素を全てブチ込んだのかもしれないが、要らない要素というか興味の湧かない話が続くというか

お面をめくっても知らない顔が出てきた
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

人生には何度か一生これが続けばいいのにと思う瞬間がある
この瞬間のために生きてきたと思える瞬間が本当に何度か
その瞬間のために生きている

まさかの傑作

バイト先の風呂屋は死体処理してた

と、イン
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スーパーマンII /リチャード・ドナーCUT版(2006年製作の映画)

3.0

僕にとってはまさにオリジンのスーパーマン
クリストファー・リーブの、劇場にも行った一番好きな2作目
ドナーCUT版とのことで、まずは40年近くぶりに「冒険篇」を観て、それからドナーCUT版を

どうや
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

2.0

「殺すか、見殺しか」
というコピーにかなり惹かれたが、そこしかドラマがなかった

母親がちょっと変、ぐらいであとは全ての登場人物が常識の範囲内で
主人公が
秘めた復讐心を爆発させることもなく
内なる狂
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ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.0

日本公開時は「ブギーマン」のタイトルだった「ハロウィン」の続編

1はBlu-ray持ってるほど好きだけど、2以降はあんまりかなーと、実はちゃんと観てなかった

思ったよりも誠実に作られているしキャラ
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