粗さも凄いがクセになる独特の魅力も凄い。
「最強殺し屋伝説国岡」という訳のわからんタイトルの訳のわからんおもしろ映画の続編
手持ちカメラのドキュメンタリー的なテイストがアクションシーンになるとその設定ごと吹っ飛んでいたりして、キチンとした映画として考えるとだめな部分は色々あるけどそこが気にならなくなる別の魅力がある。
ミスマガジンのグラビア女子たちを集めて殺し屋の映画を撮るという発想がまず面白い。
そしてどういうわけか演技力が殆どゼロに近い人達を映画内で魅力的に描けている。
いかに演技をさせないかというポイントでディレクションをしているような気さえするがこの脱力感のあるキャラクターのやりとりが妙にクセになる。
国岡というキャラクターも非常に見ていて楽しく、続編をどんどん作って欲しい。
小粋なセリフを前フリにして後でかっこよく回収したりして、この監督は色んな技量を磨けばジェームズガンになれると思うので、破格の予算をつけたアクション大作に是非抜擢してほしい。
バクチだけども。