正直もっと期待してた。でも、面白くはあった。特に最初の方の演出はめちゃくちゃ好き。蓋に蓋を重ねてきた村の息詰まるような空気。
中盤は予想してた話の展開とはちがったけど、邯鄲という能の話を差し込むことで主人公が好転していく中でどこで転落してしまうのかという緊迫感を持ちつづけてたのはよかった。
その反面展開読めすぎちゃう感も否めなかった。予想を超えてくるような展開とまでも広がらなかったし。
村社会の惨さ、酷さを描いてる映画としては素晴らしかった。犯罪者の息子というだけで酷い仕打ちを受けてしまう様・周囲からの冷たい目、男社会だからこその暴力的ないじめ、外部からあまり目が向けられないような社会だからこその隠蔽体質、女性へのセクハラ等々。
横浜流星が素晴らしすぎることめちゃくちゃ伝わった。あと、ちょいちょい観れる作間龍斗くんの素晴らしさ。