名波ジャパン10

ヴィレッジの名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
3.6
予告編とポスターを見る限りではホラー映画。「新聞記者」、「ヤクザと家族」の藤井道人監督だけにそれは無いだろうと思っていましたが、やはり社会派ドラマ。村社会の閉鎖性と現代の村おこしの矛盾というテーマ性を持った重厚な作品ですが、余りに余計な設定を盛り込み過ぎた上に途中で先が読めてしまう展開で、折角の横浜流星と黒木華というWキャストを無駄遣い。ラストも伏線回収にしてはお粗末。中村獅童の見事な能の舞いのシーンが唯一の救い。